羽衣天女と一緒に 丹後半島・京都・世界の空・ 南の島へようこそ ようこそ 
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土 その神秘
2006年05月10日 (水) | 編集 |
utsuwa1

こんばんは
ringoです。
天気予報はあたっていた。
お昼前に雨が降り出した。
午後から、マダム鶴と一緒に久美浜・兜山窯元の浅田尚道さんを
訪ねる。こないだ欠けた酒盃の金継ぎをお願いするため。
     *
久美浜へ向かう道すがら、窓の外にひろがる景色の瑞々しいこと。
濃い黄緑色の葉っぱは柿の木。
グリーンの見事なグラディエーション。
あの一つ一つのみどりを表す言葉を知りたい。
もう藤の花が咲き始めている。薄紫色の雫の束。
約束の時間に来ない誰かを待っているうなじ。
こないだまで初恋山つつじのピンクだったのに。
     *
兜山窯元山荘は兜山の中腹にある。
雨にあらわれた新緑の中にたたずむ山荘は別世界。
ビッグバン、宇宙のはじまりを想像させるおおぶりの片口を
抱かせてもらった。膝の上におく。ずっしりと重い。
内側も外側も眼で肌で感触を確かめる。
ゆがんだ口、吸い込まれそうだ。その炎と結合した表面。
静寂とカオス。想像力を過激に刺激する。
すごい。宇宙を抱いている。
8回窯に入れられたらしい。1500度。
金継ぎした部分もある。
心臓がドキドキする。
この器は、ひょっとしてワタシの一部分ではないのだろうか。
そんな想いがふとよぎる。
     *
眼に見えない世界の話に花が咲いた。
浅田さんがおっしゃる"エネルギーの蓄積”を感じさせる兜山。
山頂には元伊勢、篭神社のさらに元である熊野神社があり岩座も多く
あるとのこと。アイルランド人の大学の先生が毎年熊野神社を
お掃除に来られるとミセスが言われたことから、ケルト文化と
日本文化との共通点に話が続く。
そう言えば2年前にアイルランドへ行ったとき、言葉が勝っていない
というか、なんか、こう黙っていても心が通じ合うような心安さを
感じたし、自然の中にさまざまな精霊の存在を信じるケルト文化は、
八百万の神々がおられるこの国と似ている。
そんなことを少しずつ思い出してきた。
最近、記憶の引き出しがするっと開かない。
帰ってからその時の写真を見直した。
空気に光の成分が多いなぁ。
写真はそんな微妙な光までも捉えていた。
アイルランドの空気は、あの世の成分がほかの場所より少し多め?
そう、そう、アイルランドのカラーはグリーン。
ニューヨークのセントパトリックデイ(聖パトリックはアイルランド
の守護聖人・アメリカにはアイリッシュ系の人が多い)のパレード
を思い出した。
街中、グリーン一色。
     *
兜山の土でつくったぐい呑みを求めた。
今夜は、その手にすっと馴染む器でボンベイサファイアのジン
を飲んだ。
グラスで飲むジンより、まろやかな味に感じた。
器も一緒にハーブの香りがする爽やかなジンを満足げに飲んでいる。
     *
畑の土
器になる土
マザー・アース。土の神秘に新たに気づく。

sligo1


コメント
この記事へのコメント
焼き物 好きなんです
一梢さま
コメントありがとうございます。
はい、ワタシの記憶が正しければ
窯の温度なんですが。。。
2008/01/18(金) 23:48:17 | URL | ringo #-[ 編集]
焼き物への愛着が伝わってきます。
記事の中の1500度と言うのは窯の温度のことでしょうか。
2008/01/11(金) 15:23:02 | URL | 一梢 #-[ 編集]
別界とのドアのような場所なんですね・・・
行ってみたいなあ。

魂は鉱石→植物→人間以外の動物→人間、
とそれぞれの過程で生まれ変わりを繰り返し、
やがてゴールに至る、
といいますが、逆さまじゃないのかな、
と思うことがあります。
鉱石に近づくほど、ピュアになっていく感じが
するんだけど・・・・
2006/05/11(木) 08:59:11 | URL | みなこ #-[ 編集]
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